台風の上陸が多くなるこの季節、8月の下旬にも阿賀野市近郊では大変な風が吹き建物や農作物などに大きな被害を与えました。
お恥ずかしい話、宮崎建築の作業場の屋根のトタン、外壁のトタンの一部も強風によってはがされ、朝作業場に行ってみると青空が見える状態でした。
(本当に恥ずかしいのですぐに修繕しました!)
台風などの強風時、風で家が揺れるという事を体験したことのある方は多いと思います。
なぜ家は揺れるのでしょうか。
それは建物に水平方向に大きな力が加わるからです。
建物に加わる水平方向の力、これは地震時に加わる力と同じです。よって耐震性を高めることは風に抵抗することにもなるのです。
家を建てるとき大きさや仕様によってどの程度の耐震性を持たせなければならないか建築基準法で定められていますがそれは風に対しても同じです。
一定の耐風性を持たせることが法律で定められています。
住宅の耐震性を高めることは耐風性も高める事になります。
実際に耐震補強をしたお施主さんからは「外で強い風が吹いていても気づかないことが多くなった」と言って頂くことがあります。(音に関してはサッシの交換や断熱材の充填の効果もあります。)
「風で家が大きく揺れる場合、耐震性が不足している可能性がある。」というお話でした。