関ブロ山梨大会の参加に合わせ近隣の建築を探訪してきました。
こちらも毎年恒例行事となりつつあります。
コーディネーターは北蒲原支部の建築知恵袋的存在、八木大志建築設計事務所の八木さん。
(「押切の家」では基本設計を担当していただきました。)
初日は大会会場の近隣を軽めに散策。
まずは吉村順三氏設計の八ヶ岳音楽堂へ。
別荘地を奥へ奥へ。
駐車場に車を停め歩くこと数分。八ヶ岳音楽堂が姿を現します。
銅板葺の大屋根が印象的な外観ですが、風景に溶け込んでいます。
中を覗き込むとカラマツと思われる構造材、内装材が温かみがあり四方がガラス張りのため周辺の緑とも一体感がある。
座席は吉村氏設計の「たためる椅子」。
こんなところで演奏を聴くことが出来たらさぞかし気持ちがよいだろうと思いました。
事前に申し込むと内部も見学させて頂けるそうですが当日は休館日。
帰り道、某有名建築家が設計した別荘を目にするという幸運にも恵まれました。
2日目は山梨~長野をたっぷりと探訪。
2日目。
1カ所目は北杜市にある三代校舎ふれあいの里。
同一敷地内に明治、大正、昭和それぞれの年代に建築された木造の校舎が並んでいます。
広い校庭に桜並木。
昭和50年代より以前に小学生だった人たちの多くは懐かしさを感じる風景ではないでしょうか。
明治校舎(山梨県指定文化財)
日本最古の年代の擬洋風建築とのことで現在は資料館&カフェとなっている。
大正、昭和校舎は外観から学校であることを察することが出来るが明治校舎は雰囲気が違います。
明治校舎のみがなぜ擬洋風建築となったのか、経緯が気になりましたが今回は外観のみの見学。
大正校舎
平成10年に新築復元。現在は農業体験施設として活用されている。
昭和校舎
平成12年建替え。現在はイタリアンレストランとなっている。
三代校舎ふれあいの里を訪れて。
実際に訪れてみて建築当時のまま保存されていたのは明治校舎のみであったことが少し残念でしたが、山間の地で年代ごとに校舎を新築し近年まで保存されていたのはなぜか。子供が多かったのか産業は何か。当時はすごく活気があったのだろうと想像し、興味がわきました。
つづく。
木の家の新築・リフォームなら…
新潟県阿賀野市 宮崎建築