昨年夏に着工し、まもなく完成を迎える「堀越の家」。
この度お施主様のご厚意により、完成見学会を開催させて頂くこととなりました。

「堀越の家」の見どころ

冬の高断熱住宅を体感

「堀越の家」の断熱仕様は以下のとおりです。

  • 壁 HGW16K 105㎜+HGW16K 105㎜
  • 天井 セルローズファイバー 340㎜
  • 基礎断熱 XPS 120㎜
  • 窓 エクセルシャノントリプルⅡx(全てトリプルガラス)
  • 高断熱木製玄関ドア
  • 換気 全熱交換セントラル

高断熱住宅の最大の特徴は「冬暖かい」ことだと思います。
しかし、断熱性能の低い家でも容量の大きいエアコンを複数台稼働させれば暖かくはなります。実際、店舗などは断熱性能が低い建物が多いですが、業務用のエアコンをフル稼働させ、力業で全館空調を行っています。ただ、住宅でこのようなことを行えば光熱費が恐ろしいことになりそうでとてもマネできません。

住宅の燃費をあらかじめ計算

上記のようなことを避けるため、宮崎建築では住宅の断熱性能や燃費をあらかじめ計算しています。
「堀越の家」はUA値0.25W/㎡KとなっておりHEAT20 G2基準を大きくクリアしています。
電気料金やガソリン代、生活に関連するものの価格が上昇する昨今、少ないエネルギーで家全体を快適に空調出来ることは住まいをつくるうえで必須条件です。
宮崎建築の住宅では全館空調を基本としています。
リビングなどだけではなく、廊下やトイレ、浴室なども暖房します。
これは家の中から寒い場所を無くした状態で、ホテルや病院などに近い感覚です。
ただ、いかに全館空調が快適といえど、暖房や冷房に掛かる電気代が高額では実際に運用することは難しくなってしまいます。
宮崎建築では空調に掛かるエネルギーをあらかじめ計算、電気代に換算しシミュレーションしています。
「堀越の家」では24時間全館空調を行った場合のひと冬の暖房の電気代は47,040円となっております。
(温度設定=22℃、電力単価=40円/kwh、エアコンCOP=3.0の場合)
実際はエアコンの温度設定やエアコン効率、暖房の使い方などにより結果は変わってきますが、大きな目安にはなります。
ちなみに「堀越の家」から付加断熱を除いた計算をした場合、UA値は0.35W/㎡Kとなり、ひと冬の暖房費は69,440円となります。

「耐震等級3」の耐震性能

許容応力度計算を行い、耐震等級3の耐震性能であることを確認しています。
素晴らしいデザインも高い断熱性も、構造の安全性が確立されてこそ意味を成します。
構造計算をする際、多雪地域の場合は地域ごとに積雪量が定められており「堀越の家」のあるエリアは屋根の上に雪が130㎝ある状態での構造計算を行うことになっています。
そのため「堀越の家」は屋根に雪の無い時期は耐震等級3をクリアし、さらに余力がある状態と言えます。

大工による造作収納、洗面、棚など

宮崎建築の家では定番となっている暮らしに合わせた造作家具。
お施主様が使いやすいように、ミリ単位での微調整も行っています。
「堀越の家」でも製作させて頂きました。

外壁はガルバリウム鋼板+杉板外壁

外壁には新潟県産の杉材を使用。ウッドロングエコが塗装された落ち着いた色味は、ギングロ色のガルバリウムともよく馴染んでいます。軒裏も垂木や野地板が現しとなっており一目見て「木の家」であることが分かります。

設計事務所とのコラボレーション

設計は高橋良彰建築研究所の高橋さんに依頼。
設計事務所の設計力×工務店の技術力、それぞれの得意を掛け合わせた高いレベルの住宅となっています。

秋葉区の家具工房ISANAさんに家具を展示頂きます

一目でISANAさんのものとわかるデザイン、本物の素材感。
ぜひご覧頂きたく思います。

「堀越の家」完成見学会

日時:令和7年1月18日(土)10:00~17:00
   令和7年1月19日(日)10:00~17:00
場所:阿賀野市堀越
※会場の詳しい場所はお申込みを頂いた方にお知らせ致します。
※本見学会は完全予約制とさせて頂きます。

◎お申込みは下記までお願い致します。
TEL 090-2409-1462(宮崎携帯)
メール info@miyazakikenchiku .com
お気軽にご連絡下さい!

この記事を書いた人

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宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。