3月2日、新潟県建築士会主催の研修会が行われました。
構造家の山辺豊彦先生をお招きしての木構造の話。
山辺先生といえば著書多数で「建築知識」の連載が有名な方ですが、建築家の丹呉明恭さんと20年以上も続けられている「大工塾」の活動でも知られています。
私も3年前に「大工塾」に参加させていただいたので、久しぶりにお話を聞きたいと思い参加してきました。
山辺先生のお話の特徴はなんといってもわかりやすさです。
木構造をわかりやすく話せる人は少ないのではないでしょうか。
たぶん、ご自分が実際に木に触れ、大工と共に実大実験などを行い、実務でも試行錯誤を繰り返しているからだと感じました。
大工塾でも全国から集まった大工、設計者たちが山辺先生の周りに集まり、質問攻めにしている光景を何度も見ました。
東洋大学敷地内に建てられた実験棟。大工塾の大工によって建てられ、この後加力試験によって地震時の変形が検証され、解体、再築された。
基準法改正の変遷、構造材料としての木の特徴、注意点などを中心に話をされました。
講演後ごあいさつし、著書「ヤマベの木構造」にサインをしてもらいました。
ありがとうございました。