笹神の家では「耐震ボード」と「筋かい」を併用し耐震性能を確保しています。
建物の外周部には「耐震ボード」を使用し、内部の仕切り壁には「筋かい」を使用しています。
「耐震ボード」と「筋かい」を併用するのは…
1.外周部に筋交いを使用しないことで断熱材が欠損なく施工しやすくなり、断熱材の所定の性能が発揮しやすくなること。
また、ボードを張った上で気密処理をすることで壁の中にスキマ風が侵入することを防ぐことができます。
2.「耐震ボード」は「筋かい」に比べ強度の高い壁が作りやすいこと。
外周部は内部の仕切り壁に比べ強度の高い耐力壁が必要になる場合が多くなります。
「笹神の家」のように1階が車庫になっている場合などは、内部に壁が設けられないため特にその傾向が強いです。
そのような場合は、ボードをサンドイッチ状に両面張りにしたり、筋かいと併用したりすることでクリアしていきます。
3.内部仕切り壁は、コスト面や配線、配管工事のしやすさなどから判断し「筋交い」とします。
他にも理由はありますが、以上が主な理由です。
内部仕切り壁。筋かいを使用。
外周部。耐震ボード張り。
1階車庫部分外周部。強度の高い壁が必要になった部分。
壁を2列配置し、筋交い、耐震ボード併用。
並んだ筋かいがきれいでした。