3月16日笹神建築組合青年部の研修会が行われました。
新潟市にある「越後森林館」の見学会。越後森林館は、新潟県産材を使用し、職人の技で造られた大規模木造建築物です。
越屋根が偏心したように見える多角形の造形が印象的な外観。(写真撮り忘れました。)
何度か近くを通って気になってはいたのですが初めて中に入ることができました。
設計は村尾欣一氏(越後に生きる家設計室)、施工は斑鳩建築。
根曲がり杉を使用した加工が圧巻。
歩いている人と比べると建物の大きさがよくわかります。
丸太を割ったクルミの上り框。
架構ばかりに目が行きますが造作も繊細です。
見学後設計者の村尾先生から講演をいただきました。
各所の工夫、互いに譲らぬ大工と設計者との協議などの建築中の苦労話をとても楽しそうにお話しされる姿が印象的でした。
多角形の角と隅木を納めるために必要だという短い部材。はさみ束?
上棟の風景。
越後森林館のような建築物の技術を住宅にそのまま転用することは難しい(コストや必要性などの面で)との思いもありましたが、大工職人が作る木造建築の大きな可能性に触れることができ、とても有意義な研修会でした。