「下一分の家リノベーション」は住みながらの工事。
浴室が既存の位置から変更になるため先行して新規の浴室、脱衣所の工事を進めます。
新規の浴室完成→既存の浴室解体、という工程にすることでお風呂が使えない日をなくすことが狙いです。
既存の浴室と同じ場所にユニットバスを設置する場合は既存浴室解体→躯体、下地の修繕→配管→土間コンクリート打設→養生→ユニットバス組立のような工程となるための7日~10日程お風呂は使えません。(その間、温泉などの入浴施設を利用し楽しむ方もおられます。)
外周壁、間仕切り壁の解体も終わり、基礎工事へ。
古い住宅の場合、外周部のみコンクリートの基礎があり、内部はブロックや木製の束建てというケースも珍しくありません。
また、増改築を繰り返している場合は工事の年代によって基礎形状も違います。
単純に間仕切り壁であれば基礎は不要な場合もありますが、屋根過重の負担や耐力壁の増設等を検討し基礎の増設、補強を行います。
建物内部の基礎工事の場合、重機が入らないため掘削などは手作業となります。
「下一分の家」は過去の水害の影響もあり床下の土がかなり多く、通風を遮る一因に。
(現在は河川改修が行われ水害の心配はほとんどない。)
今回、床下の点検スペースの確保、通風の改善ため、基礎工事に合わせ内部の土を搬出することしました。
内部土の搬出後、防湿シートを敷きこみ山砂にて整地。
土間レベルも下がり非常にスッキリしました。
全て人力。基礎屋さんありがとうございました。
外周壁、浴室土間の断熱、気密工事。
外周壁はHGW16K 120㎜を標準に施工しますが、リノベーションは新築と違い障害物が多いため種類の違う断熱材を併用します。
写真左の部分は既存土壁を撤去しないほうがよいと判断し、HGW24K 50㎜を使用。
断熱工事完了後、ユニットバスの組み立て。
先行して完成した洗面脱衣所。
収納スペースを確保したいとのご要望でしたので造り付けの棚を設置。
最終的に棚には建具が入ります。
浴室も先行して工事完了。
これで安心して次工程へ。
この後、既存浴室・キッチンの解体、一部増築、間取りの変更など本格的なリノベーションへと進みます。