「白根の家リノベーション」上部構造の補強。
前回は耐力壁、水平構面でしたが、今回は梁の補強。
梁は言うまでもなく鉛直の加重を負担します。
建物の自重、家具や人間の重み。雪の重みなど。
白根の家では既存の2階床梁が細い部分があり、歩くと梁のたわみによる振動を体感するほどでした。
そういった部分を補うには…
・梁を支えるため柱を新たに立てる。
・梁の交換または既存梁の下に補強梁を入れる。
などの方法があります。
工事としては柱を立てた方が簡単で確実です。
しかし、プラン上柱が立てられない場合などは補強梁による方法となります。
補強梁を入れる工程は一歩間違うと梁を落下させてしまうため3~4人がかりで慎重に行います。
無事に補強が完了。
こういった工程は経験、技能が要求されるため年配の職人さんのアドバイスが非常に役立ちます。