建築探訪の旅②
次なる目的地は山梨県北杜市「清春芸術村」。
会館15分前に到着。気合が入っています。
門から入り正面にあるのがこの「ラ・リューシュ」。
建築家のエッフェルが設計した建物を再現してアトリエとして清春芸術村に建てられたもの。オリジナルはパリにある。
多角形の3階建て。大きな建物で構造や間取りも気になりましたが訪れた日はイベントのため内部の見学は出来ず。
「茶室 徹(てつ)」 設計 藤森照信
藤森建築に触れるのは今回が初めて。
カマキリの卵のように木と一体化しているこの茶室を見て、建築に対する既成概念を壊されるような思いがしました。
一枚一枚手作業で叩きのばしたと思われる鉄板を重ねて葺いた屋根の質感には感動しました。
「光の美術館」 設計 安藤忠雄
自然光を利用した美術館で内部は非常灯以外の照明は無し。
設計の工夫について案内の方のお話を聞くことが出来、楽しい時間を過ごせました.。
写真手前が安藤建築、奥に藤森建築。不思議な味わいがあります。
「梅原龍三郎アトリエ」 設計 吉田五十八
芸術村の隅にひっそりと建つ木造平屋のアトリエ。数寄屋の雰囲気もあり。
こちらは外観のみの見学。
「清春白樺美術館」 設計 谷口吉生
外観は1階建てのようですが2階建て。
高さを抑えているが開放感があり心地よい。長居をしたくなる空間でした。
開催中の東山魁夷展も良かった。
「ルオー礼拝堂」 設計 谷口吉生
美術館と同じく谷口氏による設計。
礼拝堂という事もあり中に入ると厳かな気持ちになり自然と背筋が伸びるような思いになりますがピリピリとしたものではなく柔らかい雰囲気。
芸術村隣にある「冬青庵」という建物。
敷地の外からのみ見学しましたがなんと塀が竹ほうき!
同行の八木さん、石山君の二人は実測しメーター単価を算出していましたがどこかでやるつもりか!?(笑)
清春芸術村、これだけの建築を一カ所で満喫できる場所はなかなかないのでは?
建築関係者は半日時間をとっても楽しめる場所と思います。
つづく
木の家の新築・リフォームなら…
新潟県阿賀野市 宮崎建築