「中央町の家」屋根板金を張りました。
色はタイマGLのいぶし銀。
金属は見る角度によって色の濃淡が随分違います。
この「いぶし銀」は濃いめのシルバーと言った感じ。いい色です。

屋根板金 タイマGL いぶし銀
2階本屋根は横葺き。
連続する横ライン。水滴もきれいです。

屋根板金 タイマGL いぶし銀
1階屋根は縦葺き。
450㎜ピッチに入る縦ラインがスッキリしていてまた良いのです。
まだ施工途中ですが。^^;

棟換気 テッペン
屋根の棟部分(一番高い所)に付ける通気部材。
その名もテッペン!素晴らしいネーミングです。(笑)
設置するとまず目にすることはありませんが、小屋裏にこもりやすい熱気や湿気を排出する重要な部材です。

外壁同様、小屋裏もしっかりと通気が確保できてこそ長期の耐久性が確保できます。

小屋裏の排気量も計算で求めています。
必要排気量=天井面積の1/1600
天井面積=52.99㎡
52.99㎡×1/1600=0.03㎡
テッペン1本あたりの換気量 0.0524㎡
「中央町の家」ではテッペンを3本使用。
0.0524㎡×3本=0.157㎡
0.03㎡(必要排気量)<0.157㎡(実際の排気量)
…となり、排気量は5倍ほど余裕がある設計となっているのです!
(給気量は4倍。)

空気は予想通りに動いてくれないこともあるので、余裕を持った設計を心がけています。

この記事を書いた人

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宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。