3/11、3/12の2日間、新発田市にある職業能力開発短期大学にて「木造住宅の構造再入門セミナー」が開催されました。
これは、建築士会の青年部が職能短大さんにお願いして行ったもので、建築基準法、品確法などに基づく構造の考え方をおさらいする内容です。
木造住宅の構造を設計する際、最低限クリアしなければならないものが建築基準法。
品確法はより詳細に検討を行うもので床倍率、積雪、準耐力壁等も考慮します。
H28年4月に発生した熊本地震では建築基準法に基づいて設計された住宅よりも、品確法に基づいて設計された住宅の方が被害が軽微であったとの報告もありました。
実際に新築住宅を設計する際は基準法のクリアで済ませることは少なく、構造計算や品確法の考え方を用いて設計しています。
それでも、基本的な考え方や、計算の根拠などをじっくりと再確認できたことで考えが整理されました。
実務上はソフトで計算する場合がほとんどですが、時々は手計算で行ってみることの大切さを実感した2日間でした。