和室の増築工事が完了しました。
面積は3.5坪ほどと大きくはありませんが最近は少なくなった真壁造りの和室という事で刻みから造作まで楽しんでお仕事をさせて頂きました。

ちなみに造作工事の8割は大工の風山君によるもの。
精度の要求される真壁廻りの作業も臆することなくこなし、増築工事の難所「既存部分との取り合い」も難なく完了。
さすがです。

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お施主様からのご要望は「実家の和室の造りに近くしてほしい。」というもの。
部屋の大きさなどの諸条件は違いますが何度か実測をさせて頂き出来るだけ同じ仕様になるよう気を付けました。

和室の場合は天井板の材質、天井に入る竿の寸法、本数、間隔。長押の大きさ、障子戸の桟の太さ、本数などなど一つの部屋を構成する要素が洋室に比べてとても多いため検討事項も多くなります。

お引渡し時にお施主様より「実家に雰囲気が近く落ち着きます。」とお言葉を頂きホッとしました。^^

貴重な機会を頂きありがとうございました!

この記事を書いた人

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宮崎 直也

宮崎建築4代目で、設計・施工・管理を担当しています。
新潟県ならではの「冬寒く、夏暑い」という悩みに、建て替えなくても新築と同等以上の断熱性能が確保できる断熱リフォームを手がけています。一般的なリフォームとは違い、少ない光熱費で全体の空調を実現しました。
2級建築士、1級技能士、職業訓練指導員、平成9年技能五輪新潟県予選1位、平成10年技能五輪全国大会出場。嫁さん大好き。