構造
地盤調査、地盤改良
建物を建築する際、まずは地盤の状態を知ることが必要です。
宮崎建築では最も一般的なスウェーデン式サウンディング試験により調査を行います。
調査結果を受け、必要に応じて地盤改良を行います。
支持層の深さにより工法を選択します。
改良工事が不要な場合もありますが、新潟県では何らかの改良が必要になる場合が多いです。
基礎地盤
調査の結果、構造計算により基礎の形状を決定します。
布基礎、べた基礎などの形状があります。
構造材
下記は標準的な仕様です。間取りや形状により樹種、寸法は変わります。
土台 | 桧 | 120×120 |
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柱 | 杉 | 120×120 |
梁、桁 | 杉、米松 | 120巾 |
外装
屋根材
お客様の好みや建物のデザインから選択します。
瓦屋根の方が若干コストアップになります。「瓦は重いので地震に弱くなるのでは?」というご質問を頂くことがありますが、瓦の重量を想定し構造を決定しますので心配はありません。
瓦屋根 | 安田瓦、三州瓦など |
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金属屋根 | ガルバリウム鋼板0.35厚など |
外壁材
金属か木の外壁をお勧めしています。窯業系サイディングは基本的にお勧めしていません。耐久性が金属、木に比べ短いこと、定期的な塗り替えが必要(10~15年に一度)で結果としてコストアップになることが理由です。
金属板 | ガルバリウム鋼板 角波、小波など |
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金属サイディング | アイジーサイディング ガルスパンなど |
木の外壁 | 杉板、ウェスタンレッドシダーなど |
断熱
断熱仕様
「Qpex」や「建もの燃費ナビ」などの熱計算ソフトを使用し、熱損失係数Q値や年間光熱費などを算出。
費用対効果が最大になるよう断熱仕様を決定します。
Qpex 建もの燃費ナビ
断熱材
実際の仕様は計算ソフトにより算出し決定しますが、下記が標準的な仕様です。
天井 | セルローズファイバー 吹込み | 300㎜ |
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壁 | 高性能グラスウール16k | 120㎜ |
床 | 高性能グラスウール16k | 105㎜ |
窓
YKK APW330などの樹脂ペアガラスサッシを標準としています。
樹脂サッシはアルミサッシ、アルミ樹脂複合サッシに比べ大幅に断熱性が向上し、結露の発生も抑えることができます。
住宅において熱の大半は窓から逃げていきます。
省エネ住宅、高断熱住宅を造る場合、窓の高断熱化は第一条件です。
気密性
新築の場合、全棟気密測定を実施します。気密性能はC値で現され宮崎建築ではC=1.0以下になるよう施工しています。(一般的な新築住宅はC=2.0程度。)
気密性能を上げる目的は主に以下のようなものがあります。
①隙間風を防ぐ
せっかく暖めた部屋に隙間風が入ってきたら不快なばかりでなくエネルギーの無駄にもなります。
風の強い新潟では隙間風も入りやすくなるので気密性を高めるメリットは大きいと言えます。
②壁体内の結露を防ぐ
壁の中に暖房で温まった湿度の高い空気が流れ込むことで、壁体内結露が発生するリスクが高まります。
壁体内結露は柱や梁を腐らせる場合があり絶対に防がなくてはなりません。
③計画的に換気をする
室内生活していると空気はCO2、におい、ホコリ、細菌、化学物質、水蒸気などで汚れていきます。
そこで外部から新鮮な空気を取り入れ汚れた空気を捨てる「換気」が必要になります。
気密性を高めることで空気の流れをコントロールできるため計画的な換気が可能になります。
高気密だから換気をするのではなく、換気をするために気密性を高めるのです。
内装材
フローリング
体に直接触れるフローリングは無垢材を基本としています。
タモ(アッシュ)フローリング 杉フローリング
- 広葉樹フローリング
タモ(アッシュ)、カバ(バーチ)など。
高級感があり固く、傷がつきにくい素材です。椅子で生活する場合などに適しています。 - 針葉樹フローリング
杉、松、ヒノキなど。
広葉樹に比べ安価です。素材が柔らかく、触れた感じが暖かいので床座の生活などに適しています。
内装仕上げ
- 塗り壁仕上げ
- ビニールクロス仕上げ
- 無垢羽目板張り
- シナ合板張り
などの仕上げがあります。お客様の好みの雰囲気やご予算に応じて選択をします。