「リノベーション」と「リフォーム」の違いは?
一般的には「リフォーム」の方がなじみがある言葉かと思います。
「リフォーム」は老朽化した建物を建築した当初の性能に戻すことを言います。具体的には壁紙の張り替えや床の張り替え、設備機器の交換など。
一方「リノベーション」は、既存建物の時代に合わなくなった機能・性能を、建て替えずに新築した時以上の機能・性能に向上させることを言います。具体的には、間取りの変更、老朽部分の改修、耐震補強、断熱性の向上、給排水設備の更新、IT化など。
大規模なリフォームと考えてもらって大丈夫です。
「リフォーム」と「リノベーション」の定義は曖昧ですが、宮崎建築ではこのように考えています。
木造住宅の「リノベーション」に対するご相談が増加しています。
理由として考えられるのは…
「長く住んだ家、できれば改修して住み続けたい」
「今の家を壊すのはもったいない」
「新築に比べ取得費用が抑えられる」
「税制面も有利である」
などがあげられると思います。
実際に木造住宅は傷んでいる部分を交換、補修すれば本当に永く使うことができます。
それは神社、仏閣を見れば容易に理解できます。
しかし、リノベーションは新築よりも手間がかかります。解体、修繕、補強という新築には無い工程があるためです。また木造住宅は地域や年代により使われている素材や作り方も違うので、改修するためには職人の経験、技能が要求されるのです。
宮崎建築のリノベーション
まずは構造の補強が最優先
リノベーションをする場合、既存建物を骨組みの状態まで解体する事から始まります。
雨漏りや湿気などで劣化した部分を修繕したり、耐震補強したりするにはこのタイミングで行うのが一番簡単で費用が掛かりません。
安心して生活するために、まずは耐震性能を現在の基準に適合させることから始まります。
断熱性能を向上させる
リノベーションをされる方の動機として多いのが「冬の寒さ」です。
築年数の多い住宅では「風の強い日は雪が吹き込んでくる。」とか「室内で水が氷る。」という話も珍しくありません。
こういった状況では暖房の効率も良くありませんし、脱衣所や浴室、トイレなどは特に気温が下がりやすく健康への悪影響も指摘されています。
新潟は暖房が必要な期間が約半年あります。
断熱性能を向上させ、省ネルギーで暖かい家にすることは新潟のリノベーションで最低限達成すべきことだと考えます。
素材にこだわる
私たちの基本的な考えとして素材にはこだわります。
自然素材を中心とした質感の良いものを選択し心地よい空間をつくります。
間取りの変更による不満点の解消
「部屋の配置が悪く日中でも電気が必要なほど暗い」
「収納が少ない」
「風通しが悪い」
これらの不満は、リノベーションにより解消できることが多いです。
現状の不満点をお聞きし、ご希望に沿うようプランニングをします。
シンプルなデザイン
飾り気のないシンプルなデザインを基本としています。
建て物はシンプルに、あとは家具や調度品で住まい手の個性を表現するほうが良いと思います。
デザインのイメージは施工事例でご確認ください。
リノベーションの費用
リノベーションの場合、既存の建物の状況や求める性能、使用する素材により価格が変わります。
また施工する会社によっても大きな差があります。
施工会社によっての価格の差は、補強をどの程度行うのか、断熱性能をどの程度向上させるのか、素材はどのようなものを使うのか、などの違いによるものだと思います。そのあたりは見積書を見ただけではなかなか判断が付かないので、よく確認する必要があります。
目安としては、耐震性、断熱性などの基本性能をしっかりと向上させた場合、新築の7~8割程度の金額になる場合が多いようです。
宮崎建築では、おおよその費用が知りたいという方には現地調査をさせて頂いた上で、概算のお見積りを提示させて頂きます。
またもっと簡易に、床面積などから算出する方法もあります。
リノベーションをご検討中で興味がある方はお問い合わせください。